FOODTOWNアドバイザー

オーブン徹底解説!

オーブンとは?

オーブンとは、食品を蒸し焼きにするための調理器具です。熱せられた空気と食品から発生する水蒸気を器内に閉じ込め、100℃以上に加熱して調理を行う。直火焼きのように食品が強い熱で焦げたり、強い収縮で固くなったりすることがなく、口あたりや風味のよい料理を作ることができます。

オーブンの一種に、スチーム発生装置によって熱と蒸気をコントロールするスチームコンベクションオーブン(通称スチコン)があります。スチコンは、1台で複数の調理方法を可能とした多機能の加熱調理機器で、蒸し焼き以外にも、炒める/煮る/揚げる/炊く/茹でるなどの調理も可能です。
オーブンの種類、選定ポイント、価格について解説します。

  • オーブンの種類、原理、使用用途について

    オーブンは、ガスやヒーターで熱した空気を庫内に対流させたり赤外線を発することで食品の温度を上げます。

    スチコンは、庫内に対流を起こし蒸気を循環させて庫内全体の温度と湿度をコントロールしているため、ムラのない仕上がりにすることができます。
    複数の商品を同時に調理することも可能です。飲食店・給食現場・ホテル・高齢者施設など大量調理を必要とする場所で広く使われています。

    スチコンには3つの機能があります。
    ・ホットモード:熱風を起こして庫内に循環させることによって食材を加熱する。「焼く」「揚げる」
    ・スチームモード:蒸気を起こして食材を加熱する。「蒸す」「茹でる」
    ・コンビモード:熱風+蒸気で食材を加熱する。「炒める」「煮る」「炊く」

    スチコンはガス式と電気式の2つがあり、以下の環境を必要とします。
    ・ガス式:ガス、電気、給排水設備、換気設備
    ・電気式:電気、給排水設備、換気設備
    ガス式は、下部より加熱して上部からも熱気を出す形式で、電気式は上下にヒーターが配置されたものが一般的です。

  • オーブン価格について

    オーブンのサイズ、処理能力により金額にも大きな差が出ますが、
    横幅900㎜×縦800㎜×高さ1100㎜、ガス式使用量21kwトレイ10段 約250~350万円
    本体のみの価格であるため、装置運搬費用や設置工事費用は別途かかります。

  • オーブンの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    選定ポイントについて
    ・製造する食材に適したオーブン仕様か
     食材によって加熱方法や条件が変わるため自社で扱う複数種類の製品の調理と合う仕様であるか確認が必要です。

    ・処理能力はどの程度必要か
     スチームコンベクションオーブンで前後工程との供給量が絡むため、オーブンの処理能力、出力が自工程の
     タクトタイムと合致しているかを確認することが必要です。

    ・エネルギー供給は電気式か、ガス式か
     電気式、ガス式によってそれぞれ出力が変わるため、食材への熱の通りなど製法に関わる部分となります。
     事前にエネルギー源を確認し食材、製法に適した仕様を選択することが必要です。

  • オーブン導入後のトラブル事例、事前確認ポイントについて

    トラブル事例
    ガス式オーブンで喚起が十分にできていなかったため、体調不良者が出る労働災害が発生した。

    原因①
    換気扇が動作していなかったため、ガスが不完全燃焼を起こし一酸化炭素は発生した。
    原因②
    ガス漏れ検知器も機能していなかったため、作業場内に滞留したことに気づいていなかった。

    対策①
    製造現場でガスを使用している場合、十分な換気機能を保有する。
    対策②
    ガス漏れ検出器の取り付け、定期的な機能確認を行い、ガス漏れを発見できる環境整備を行う。

    ※一酸化炭素は無色・無臭の気体であるため発生に気づきづらい特徴があります。
    そして体内に取り込まれると、頭痛、吐き気、めまいなど中毒症状が起き、その体調変化がゆっくりと進行するため、自覚がないままに重篤な症状に陥り、突然意識を失ったり死亡したりするケースがあるため注意が必要です。

    酸素欠乏症等防止規則の第五条(換気)
    第5条 事業者は、酸素欠乏危険作業に労働者を従事させる場合は、当該作業を行う場所の空気中の酸素の濃度を18%以上(第二種酸素欠乏危険作業に係る場所にあつては、空気中の酸素の濃度を18%以上、かつ、硫化水素の濃度を10ppm以下)に保つように換気しなければならない。
    ただし、爆発、酸化等を防止するため換気することができない場合又は作業の性質上換気することが著しく困難な場合は、この限りでない。
    2 事業者は、前項の規定により換気するときは、純酸素を使用してはならない。と定められています。

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  • 食品加工・製造
  • オーブン

デッキオーブン アイデアルe+

電気工事の難しい店舗でも導入できる、ガス加熱循環式・デッキオーブン ガス加熱循環式デッキオーブン「アイデアル」は、加熱された空気が焼成室外壁を循環して、焼成室や炉床を温める方式のオーブンです。 そのため焼成室内の熱は非常に柔らかく、じっくり焼き上げる必要がある大型直焼きハードブレッドなどに最適のオーブンです。 燃料であるガスは天然ガス、プロパン、都市ガスのすべてに対応します。電気容量が低いため、電気工事が困難な店舗でも大型電気オーブンを問題なく導入できます。 デッキオーブン アイデアル ・焼成室外壁・熱対流循環式 ガスバーナーの熱量を対流・循環させる複壁構造により、焼成室及び炉床を温める方式のオーブンです。この方式により、非常に柔らかい火通りで、じっくりと焼き上げる直焼きハードブレッドなどに最適です。 ・遠赤外線効果のある特殊人工炉床を採用 本格的なベーカリーオーブンである“エレクトロ”同様、特殊人工炉床を採用し、保温性の高い熱対流循環式焼成と相まって、石窯を思わせる素晴らしい焼き上がりが得られます。 ・循環経路2分割・2サーキット(2回路)仕様(オプション) 熱対流循環経路を2回路に分割できる2サーキット仕様は、2通りの焼成温度設定と少量生産時の熱量節減が可能です。

解決できる課題

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電気式オーブン FEKシリーズ

電気式オーブン FEKシリーズ ガス式では実現できなかった、新たなステージへの挑戦! 鉄板に並べて熱伝導で焼く平窯のお菓子と違い、炉内に熱を籠らせ絶妙なバランスで焼成するバウムクーヘンには、ガス以外の熱源のオーブンは難しい・品質が落ちるとされてきました。 しかし時代の移り変わりとともに「ガスの使用ができないテナント」「ガスの安全基準の異なる海外」等、ガス式オーブンが導入できないケースも増えてきました。 焼き上がるバウムクーヘンの品質を落とさないのが我々の前提条件。数年の開発期間を経て電気式オーブンが誕生しました。 機 種 名 :FEK-1 外形寸法:W1300×D950×H1570 電気容量:3相200V 14.3kW ガス容量:使用しません 重 量 :400kg 焼き上がり寸法:直径20cmまで×1本 標準セット:麺棒φ50mm ×2本/クーヘンスタンド ×1セット/生地押しトンボ ×1本 ※第一のクーヘンのみしか焼けません 不二商会の提案する全てのバウムクーヘンが焼成可能なスタンダードタイプ! 機 種 名 :FEK 3-6 TT 外形寸法:W1500×D1180×H1800 電気容量:3相200V 23.5kW ガス容量:使用しません 重 量 :740kg 焼き上がり寸法:直径20cmまで×3本         直径14cmまで×6本 標準セット:麺棒φ50mm ×6本/麺棒ラック ×1台/クーヘンスタンド ×1セット/生地押しトンボ ×1本

解決できる課題

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