FOODTOWNアドバイザー

圧搾装置徹底解説!

圧搾装置とは?

圧搾装置とは食材の実、種子、茎などから、液分、油分をしぼり抽出する機械を指します。
別名絞り機や搾汁機とも表記する場合もあります。食材の減容の用途で粉砕装置や圧搾装置を使用することもあります。加工品の原料として使用するエキスやピューレのように絞った排出側を活用する場合と、和菓子などの中身として使用する餡のように絞る装置側に残ったものを活用する場合があります。
圧搾装置の原理、選定ポイント、トラブル事例を解説します。

  • 圧搾装置の種類、原理、使用用途について

    原理はてこ、水圧、油圧、玉締め式などを利用して果物や農産、海産物などの食物を投入、プレス(押しつぶし)することで液分、油分を搾り取ります。
    用途としては一般家庭で用いられる果物や果実の小型の果汁搾り機から業務用大型圧搾機としては海産物、農作物用の圧搾機や化学薬品、化学原料のエキス抽出など用途は様々です。

  • 圧搾装置導入価格について

    圧搾装置は卓上サイズで数万円程度のものから機器としてはあります。
    食品工場の製造工程に導入する1回当たりの処理量100㎏単位サイズになると約300~1000万円程度が多くなります。
    圧搾装置の中にも、破砕を行う仕様、絞るのみの仕様などオプション的に仕様が異なれば価格も当然変わります。
    上記価格は本体のみの参考価格で、装置運搬費用や設置工事費用は別途必要となります。

  • 圧搾装置の選定ポイント、導入時の確認ポイント

    圧搾する食物、業界により搾り箱の大きさ、圧力、材質、抑え盤の大きさ、ろ過タンク、安全装置をどのレベルまで付けるかなど異なってきます。
    安全装置は圧搾装置などのように製品を圧力をかけて加工していく設備の場合、様々なケースを考慮して対策する必要があります。
    圧搾部分を起動する場合には、起動中に手を出せないようにするために起動ボタンを両手押し仕様にする、圧搾箱には安全カバーを設けカバーが開状態では起動できないに制御にするといったように事前に労働災害に繋がるような行為をできないようにしておくことも重要なポイントになります。

  • 圧搾装置導入後のトラブル事例と事前対策ポイント

    トラブル事例
    圧搾装置を使用して新商品を開発したが、原料によって歩留まり率が異なり出来高に大きく影響がでた。

    原因①
    新商品として圧搾する原料と、既存設備として使用している圧搾装置のスペックがあっていない。
    原因②
    新商品開発時のテスト環境での検証が不十分で、現有設備を考慮した商品開発になっていなかった。

    対策
    新商品を開発する流れとして、商品開発、マーケティング、製造部門が情報共有を強固にし、既存設備を多少のカスタマイズで流用できる新商品を検討していくなど、投資に関わる部分で考慮を行うことで、製品の本格生産を行った際のトラブルは軽減できる。

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スクイーザー 60K型・100K型・200K型・300K型

スクイーザー 60K型・100K型・200K型・300K型 豆乳の質にこだわる搾り機 ■スクリュー(強制搾り)とミジン取り網(自然堆積濾過)をドッキングすることで、豆乳のタンパク質を傷つけること  なく、ミジンもカット。高品質豆乳を確保するとともに、設置場所のコンパクト化も実現しました。 ■特別仕様で無消泡にも対応します。 ■世界唯一の着脱可能スクリューのため、作業後のスクリューにオカラが残ることなく、細菌が発生しません。  もちろん自動洗浄対応です。 豆乳の質にこだわる、大豆タンパクにやさしい自然な搾り方式。 しかもハイパワー&コンパクト設計 1.ミジン取り網標準装備  ミジンを100%カットしますので油揚げなどの製品にも適しています 2.ハイパワーな搾り  オカラの水分率が減少し、豆乳の歩留まりがアップ 3.自動洗浄で使いやすい  C.I.P.にも対応可能 4.外気に触れない密閉構造で衛生的  HACCP対応にも大きな武器 5.工具不要のワンタッチ分解  パンチングスクリーンの取り出し、取り付けがこんなに簡単になりました  分解洗浄も簡単にできます 6.豆乳冷却装置も標準装備  豆乳温度90度から75度まで調整可能

解決できる課題

  • HACCP対策
  • 品質向上
  • 自動化
  • 省エネ対策
  • 生産効率改善
  • 菌対策

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ONP 自動圧濾圧搾機

食品工業をはじめ化学薬品工業における濾液の個液分離作業の自動化は、業界の等しく待望されたものです。近年その作業工程の自動化が完成し大きな省力化をもたらしたが、今一歩個液分離における品質の保全について不十分さがありました。個液分離作業は、長時間に亘って行われる作業です。その時間中、機械の清掃が容易で且つ完全に行われることが品質保全すなわち雑菌の繁殖を防止し、個液分離作業中製品の汚染を防ぐ唯一の手段です。 ONP自動圧濾圧搾機は、これらの要望に応え機械の各材質を選定し、長期作業における清潔な圧濾圧搾機として個液分離作業における製品品質の保全と脱水機能が抜群で大幅な省力化及びランニングコストの低減を完成した自動圧濾圧搾機です。 【特長】 1. 濾過板及び圧搾板は非金属性樹脂材(KD)を使用し耐圧耐蝕性に優れ薬品等による洗浄殺菌が出来る。(別注仕様としてPP製も製作できます。 2. 濾過板及び圧搾板の組立てにおいてはゴム質のパッキン及びシートを全面廃止して耐久性に優れる樹脂材シート(E.V.A.)を使用し分離液の品質保全及びゴム臭皆無。 3. 濾布の取りはずし取付けが容易に出来る方式とし雑菌繁殖に伴い分離液汚染を考慮しました。 4. 濾布は特殊織を使用しており目詰まりがなくケーキ離れが良く、濾過性が良い。 5. 濾布の選定により滓を出さず布香もつかずケーキもつかずを実現し分離液の清澄と省力化を計りました。 6. 醪注入に当って濾過板内の空気は全て上部に逃す構造とし全濾枠に亘って均等な醪注入がなされます。 7. 機械操作、濾過、及び圧搾は最低限のインターロック機構以外について自動操作としました。 8. 濾過板の強度、耐蝕性、濾布の簡易交換等常に機械の維持消耗を考慮しランニングコストの低減を計りました。 9. 総ての操作において安全装置を装着し安全性を確立しました。 10. プレッシャースイッチに対するコントロールタンク使用。 11. 常にケーキの水分を均一に出来るため後処理が簡単です。(中板に厚み調整板を設置している。) 12. ケーキ剥がしに際し濾過板の自動開枠装置を装備しケーキ剥がしの労力を低減しました。(別注) 13. 自動洗浄装置、自動開枠装置と連動させ各板を一枚ずつ洗浄可能です。(別注) 14. 濾過液の清澄度は精密濾過機に劣らぬ機能を持っています。            ※附帯設備・御希望によりケーキ搬出装置及び架台の製作も致します。         ※別注にてステンレスフレーム仕様等の製作も可能です。

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • FSSC22000対策
  • 品質向上
  • コスト削減
  • 歩留まり改善
  • 自動化

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