FOODTOWNアドバイザー

熟成・発酵関連装置徹底解説!

熟成・発酵関連装置とは?

発酵関連装置とは酵母・細菌などのもつ酵素によって、糖類のような有機化合物が分解して、
アルコール・有機酸・炭酸ガスなどを生ずる現象を製造する為の機器の事です。
醤油や味噌、酒などを製造するための一連の装置を指します。発行を伴う製品の一般的な製造工程として
「原料処理」→「製麹」→「仕込」→「圧搾」→「製成」→「充填・包装」という流れで製造されます。

  • 発酵・醸造関連装置の種類、原理、使用用途について

    ビール発酵装置 
    ビールの発酵プロセスは、巨大な円筒形の円錐形の容器から、開いた石やステンレス鋼の容器、木製の大桶まで、さまざまな形をとることができる特別な発酵容器(発酵槽)で行われます。 醸造所の機械で生産された麦汁が冷却され、曝気された後、醸造用酵母がそれに加えられ、麦汁は発酵槽で発酵し始めます。 麦芽から得られた糖分がアルコールと二酸化炭素に変換されるのはこの段階(一次発酵)で、初めてビールと呼べる製品です。
    次の段階(二次発酵)では、ビールは低温および加圧下で熟成タンク内で自然に炭酸化されます。 この段階の後、ビールは通常消費する準備ができています。 

  • 発酵関連装置導入価格について

    発酵品を製造する工程ごとに切り分けて、各装置毎に見積を取得することになります。
    自工程の仕様に合わせてタンクを製作するなど効率的な生産ができるようにレイアウトを考慮していきます。
    既存設備との連結を行う場合は、既存と新規導入設備との境界部分が非常に問題になることが多いため事前に
    お互いの情報を取り合うことが最重要課題となります。
    上記価格は本体のみの参考価格で、装置搬送費用や設置工事費用は別途必要となります。

  • 発酵・醸造関連装置の選定ポイント、導入時の確認ポイント

    発酵製品関連装置の選定ポイント
    ・発酵、醸造に必要なタンクの選定
     原料タンクにも様々な用途のタンクがあり、製造する製品に必要な工程に合わせてタンクを選定します。
     予熱タンク、テンパリングタンク、浸漬タンク、発酵タンクなど用途に合わせて選定します。

    ・タンクサイズ、必要タンク数の検討
     タンクサイズ、数は生産能力に直結します。
     全体の製造計画、レイアウトに合わせてタンクのサイズと数を考慮します。

  • 発酵関連装置導入後のトラブル事例、事前対策ポイント

    トラブル事例
    発酵タンク内の清掃を行うために、タンク内に入り込んで作業を行っていたが酸素欠乏状態に陥り労働災害が発生した。

    原因①
    十分な換気、呼吸用保護具などを装着して作業を行っていなかった。
    原因②
    作業開始前に酸素濃度を測定して、酸素欠乏に関する危険予知と教育ができていなかった。

    対策①
    作業環境を整備し、適切に休息を取りながら作業を行うよう管理する。
    対策②
    高所作業や閉所作業を行う場合には、作業によって起こるリスクを事前に排除して作業を行う。

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  • 食品加工・製造
  • 熟成・発酵関連装置

洗穀機F型シリーズ

■ 製品概要 最近の醸造業界では原料内の異物混入が問題化されています。 業界のご要望にお応えし、当社では従来の機能に加えて、洗穀機上方に設けたトロンメル式研磨機と洗穀槽をバーチカルポンプで連結し、従来型よりもさらにコンパクトでユニット化した多機能な洗穀機を開発しました。 砂取り、穀粒研磨能力を備えた画期的な洗穀機F型シリーズをご使用いただき大変好評を得ています。 ■ 特徴 1. 洗穀槽を有し、浮遊物の除去が行われる。 2. 沈殿する比重の重い夾雑物(石・砂・金属等)の除去も洗穀槽の中に設けた仕切り板によって効率が向上。 3. トロンメル式の穀類研磨可能のドラムを設けて、穀類表面の付着物の除去が可能。 4. 洗穀と研磨を組み合わすことによって、機械をコンパクトにまとめた。 5. バーチカルポンプの下部に沈降ポケットを設けることで重い夾雑物の除去が完全に行える。 6. 米・麦・丸大豆等のあらゆる穀類の洗穀が1台で可能。 7. 三段階洗浄が可能。 (1)一次洗浄は戻り水を利用。 (2)二次洗浄はバーチカルポンプによって研磨機に流入させ洗い流す。 (3)三次洗浄は清水によって仕上げ洗浄を行う。

解決できる課題

  • 品質向上
  • 自動化
  • 菌対策

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  • 食品加工・製造
  • 熟成・発酵関連装置

回転式自動製麴培養装置

■ 製品概要 製麴工程は酒、味噌、醤油等の醸造製品を作るうえにおいて、最も重要ものであり、麴の良否によって製品の良否が決定されるといっても過言ではありません。 高品質でしかも低コストの麴を作る決め手は何といっても盛込や手入及び出麴作業に人手を要せず、麴が成長するのに必要な温度や湿度の管理が完全でしかも無人化され、自動的にできるものでなければなりません。 この装置は小容量処理から大容量処理まで、盛込、手入、出麴作業等を完全に機械化したもので、好評を得て最近急速に普及しております。 この装置により完全自動かつ無人製麴で徹底的なコストダウンが可能となり、最高の品質を得るための最適制御をめざすコンピューターシステム(ベクトル制御)を組み入れたものもすでに完成し稼動しています。 また無菌固体培養システムも完成し、実用化の段階に入っています。 ■ 特徴 1. 盛込、手入、出麴作業がボタン操作のみで自動的にできる。(コンピューター制御により盛込、手入、出麴排出まで製麴の全工程を完全自動で無人化運転することも可能。) 2. 出麴排出は残量がほとんどなく完全に排出。 3. 盛込は盛込移動コンベア等により行うため盛込原料を押しつけることなく均一に盛込。 4. 手入機は特殊構造の攪拌羽根を採用しているため動力が少なく、培養床面まで完全均一に手入が可能。 5. 装置の細部については食品衛生、微生物学的見地より殺菌、洗浄、掃除がしやすい構造。(自動洗浄装置の取付も可能。) 6. 要部材質はステンレスを使用しているため耐久性にすぐれ、清潔。

解決できる課題

  • 経費削減
  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • 自動化
  • 生産効率改善

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