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産業用プリンター、印刷機徹底解説!

産業用プリンター、印刷機とは?

産業用インクジェットプリンターとは、工場の生産ラインで使われる産業用のインクジェットプリンターです。
家庭用インクジェットプリンターが主に紙に文字や画像を印刷するのに対し、産業用インクジェットプリンターは紙はもちろん、金属、樹脂、ガラス、包装フィルム、缶などに印字できます。また、曲面や立体に印字を行うことも出来ます。
食品製造現場では、製品の賞味期限や製造工場固有記号、製造機械号機、製造時間などを包装フィルムや段ボールに印字する用途として用いられます。賞味期限は消費者、エンドユーザー向けの情報であり、製造工場固有起動やその他の情報は仮にお客様よりクレームがあった場合に該当生産時間のトレースを行うために必要な情報です。
産業用インクジェットプリンターの原理や種類、選定ポイントについて解説していきます。

  • 産業用インクジェットプリンターの種類、原理、使用用途について

    産業用インクジェットプリンターの種類、原理、用途印字方法により様々な種類があります。
    ・コンティニュアス型
    ノズルから連続的にインクを噴射し、超音波振動で微小なインク粒に分解、電極で帯電させ、偏向電極で軌道を曲げて印字面に吐出します。印字されなかったインクは再利用されます。高粘度、速乾性のインクを使用でき、対象物の材質や形状を選ばずに印字できますが、構造が大がかりで小型化が難しいです。
    工場や倉庫で食品や医療品、化粧品のパッケージ、ボトルへの賞味期限や使用期限、ロットナンバーの印字などに使用されます。
    ・オンデマンド型
    必要なときに必要な量のインクを吐出する方式で、コンティニュアス型より高精細な印刷ができます。一般的な家庭用インクジェットプリンターと同じ方式です。段ボールなどの紙製品、木材などへの印字に適しています。

    ・ピエゾ方式:ピエゾ素子に電圧をかけて変形させ、インクを吐出します。
    精密に制御でき、高粘度、速乾燥性のインクを使用できます。ヘッドの耐久性も高いです。
     
    ・サーマル方式:インクを加熱して気泡を発生させ、インクを吐出します。
    構造が単純で小型化しやすく印刷の高速化を図りやすいですが、インクの熱劣化が起こりやすくヘッドの寿命が短いです。
     
    ・電磁バルブ方式:ノズルの蓋をソレノイドバブルで開閉し、加圧したインクを吐出します。
    対象物までの飛距離を出しやすいですが、印字品質が荒くなりやすいです。

  • 産業用インクジェットプリンター導入価格について

    インクジェットプリンターは印字方法により、機器仕様が大きく異なるため価格も変動します。
    個包装の包装フィルムによく採用される方式として、ピエゾ方式、サーマル方式の参考価格として約150~400万円程度となります。インクジェットプリンターで印字捺印を行った後には印字検査装置もセットで取り付けられる場合も多くあります。
    上記価格はインクジェットプリンター本体の参考価格で、設置工事費用、設定調整費用などは含んでいない価格となります。

  • 産業用インクジェットプリンター選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ・産業用インクジェットプリンターの選定ポイント、導入時の確認ポイント
    何に、どのようなもの、どれ位のスピードで印刷するのかを明らかにし、最適な方式、インクを選定しましょう。
    インクもさまざまな種類があります。
     ・色料の分類:染料系インク、顔料系インク
     ・溶剤による分類:速乾性インク、水性インク、油性インク
     ・その他:固体インク、UV硬化インク、可食インク

  • 産業用インクジェットプリンター導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    インクジェットプリンターを用いて、個包装に賞味期限を捺印しているが、小売店で賞味期限印字がかすれている製品が複数発見された。印字検査装置ではNGとなっていない。

    原因①
    インクジェットプリンターのインク種類と包装フィルムの相性が悪い。
    原因②
    賞味期限印字の工程品質検査で、印字のカスレなどを検出できる検査方法になっていない。

    対策①
    生産品種のリニューアルなどで包材種類が変わる際などは、インクと包材の相性確認を必ず行う。
    対策②
    工程検査では、印字捺印の目視検査のみではなく、セロテープやフィルム同士を擦るなど検査も行う。
    対策③
    印字検査は有無検査のみではなく、OCR検査(文字認識検査)も検討する。

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