FOODTOWNアドバイザー

測定機器徹底解説!

測定機器とは?

測定機器とは、対象物の寸法や重さなどの量を測るためのものです。金属加工の現場では、加工した製品が正しい形状や寸法で作られているかを検査するのに使用したり、加工中の材料が正確な位置にセットされているかをチェックしたりするのに利用されています。

食品製造現場では、食材特性や製法に直接的に影響する要素を数値化して管理するために測定機器を使用します。食品製造では長年の経験や勘で製法を磨いて製造していたという会社も少なくありません。
様々な生産に関わる管理項目、要点を数値化することにより製造の安定化、効率化にも繋がります。測定機器の種類、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

  • 測定機器の種類、原理、使用用途について

    ・測定機器の種類
    製品適合性を検証するために検査・試験で使用の分類として
    ①電圧・電流・電力測定器
    ②周波数・時間測定器
    ③電源関連機器
    ④発振器・信号発生器
    ⑤温度測定器
    ⑥オシロスコープ
    ⑦記録計
    ⑧伝送特性測定器
    ⑨波形解析装置
    ⑩電波測定器(アンテナは除く)
    ⑪回路素子・インピーダンス測定器
    ⑫ビデオ・オーディオ測定器、
    ⑬騒音・振動測定器等があります。

    ・測定機器の使用用途
    ①~⑫までの種類により専門的な測定器がありますのでそれぞれに適したものをご使用ください。

  • 測定機器価格について

    測定機器は様々な目的の検査機や計測器があります。
    価格は検査する項目、検査精度、検査方法によりそれぞれ幅が大きくなるため、目的を明確にしたうえで目的の検査対象検査機が存在するかを探していくことが必要になります。

  •  測定機器の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    測定器を選ぶ上で押さえておきたいポイント
    ・測定物の大きさや材質を明確にします。
    測定器も使用用途によってさまざまな機種があります。まず測定物の大きさと材質を明確にしていくと、ある程度は機種サイズは絞れます。測定物の一番小さいものから大きい物のサイズを明確にしてください。

    ・検査精度はどのくらい必要か?
    測定器の場合、検査精度がそのまま価格に比例するといっても過言ではありません。過度な測定精度を要求するより、実際はどのくらいまで計測できればよいかを明確にするのが重要です。

    2次元、3次元どちらの測定が必要か?
    測定器は平面(2次元)、立体(3次元)測定や繰り返し測定の有無によって選定する機種が異なります。

  • 測定機器に関するトラブル事例、事前確認ポイントについて

    トラブル事例
    焼き菓子製造工場で焼成後の製品の水分値を計測する水分計があるが、水分値が異常値を計測する頻度が急激に多くなった。

    原因
    水分計のメンテナンスなどが行われておらず、管理体制が不十分であった。

    対策
    水分計の校正作業はありませんが、正常に数値計測できているかの確認は必要。
    2週間に1回程度、標準試料を計測して適正な値で計測できていることを確認する。

製品詳細確認・カタログ無料ダウンロード可能

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  • 測定機器

多機能型デジタル台はかり DP-5600シリーズ

◎幅広い用途に対応した、多機能型デジタル台はかり ◎従来の計量器の常識を越えた新たな機能を標準搭載した次世代型台はかり。 ◎防水・防塵性能IP66基準をクリアし、バックライト付きフルドットLCDを搭載した新型指示計は充填・配合作業に適した定量機能や制御機能を更に強化、あらゆるシステムに対応できる多機能型デジタル台はかりです。 【特長】 ■不足数量表示機能(DP-5602/DP-5602D) ・バックライト付きフルドットLCDの採用により、英数文字表示とアナログバー表示が可能となりました。また、定量計量に適した機能として「適量まであと何個」とあとどれだけ作業すればよいかを示します。 ・計量ミスの防止と作業者負担の軽減により作業効率UPに繋がります。 ■チェッカ機能(DP-5602/DP-5602D) ・検品作業や定量詰め作業時に「軽量」「適量」「過量」を3色(赤・青・黄)のLEDランプにより過不足が視覚的に判別できますので、作業効率が飛躍的に向上します。 ■ランク選別機能(DP-5602/DP-5602D) ・「加算式」と「減算式」の2つの重量ランク選別方法を搭載しました。 ・品物に応じて使いわけることにより正確でスピーディーな選別作業が実現できます。オプションにて音声出力にも対応致します。

解決できる課題

  • 歩留まり改善
  • 生産効率改善

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音叉振動式レオメーター RV-10000A(RHEO-VISCO)

【特徴】
新しい測定方式「音叉振動式」なら、低粘度0.3mPa・sから25,000mPa・sまでの高精度な連続測定を実現します。シアレートを変えて非ニュートン流体の挙動の確認ができます。
食品(とろみ剤、増粘剤、乳製品、清涼飲料)、 化粧品(ハンドクリーム、化粧水、ジェルなど)などの測定に

◆高い測定精度
=>音叉振動式を採用し、フルレンジで繰り返し性1%の高い測定精度。 《特許取得済》
◆シアレートが可変
=>振動子の振幅量を変更する事によりし、シアレートが可変となります。(振幅量0.07mm~1.2mm)非ニュートン流体の挙動を確認する事ができます。
◆専用コントローラ付属
=>振動子0.07mm~1.2mm間の無段階コントロール、プログラム運転ではシアレート変化による粘度値の変化を自動測定
◆振動子は、耐食性に優れたチタン製
◆広範囲の連続測定
=>0.3mPa・s~25,000mPa・sまでの幅広い測定が可能
◆温度センサ標準装備
=>試料温度を測定するための温度センサを標準装備。2つの振動子の中間に温度センサが配置されているため、温度と粘度の関係を正確に把握できます。
◆長時間の連続測定
=>振動子の駆動周波数は30Hzと低く、試料に加わる負荷が微少のため、測定開始後に試料の温度変化がほとんどなく、試料物性に変化を与えない状態での連続測定が可能です。
◆攪拌、流動中の粘度測定
=>2つの振動子は互いに逆方向に振動するため、試料が流動している状態でも誤差を打ち消しあい、攪拌中の試料も測定できます。
このため連続流動状態となるラインでの測定も可能となり、研究室と現場で互換性のあるデータ管理を実現します。
◆非ニュートン流体・気泡入り試料の測定
=>薄型プレートの振動子を採用し、試料の組織変化が少なく、非ニュートン流体の試料も安定して測定できます。
気泡入りの試料も、気泡を壊さずに測定が可能です。(水道水などの測定で振動子に気泡が付着した場合は、気泡の影響により粘度値が上昇します。)

※音叉振動式レオメーターでは、「粘度×密度」が測定されます。 計測単位には粘度(mPa・s)を使用していますが、これは密度を1g/cm³と仮定した表示となります。

【仕様】
測定方式:音叉振動式/固有振動数 30Hz
振幅レンジ:0.07~1.2mm(振動子先端にて)
粘度測定範囲(※1):振幅 0.07mm~0.1mm未満 / 粘度範囲 2,000~25,000mPa・s ・ 振幅 0.1mm~0.2mm未満 / 粘度範囲 20~25,000mPa ・ s・振幅 0.2mmの時 / 粘度範囲 0.3~25,000mPa・s ・ 振幅 0.2mm超~0.4mm以下 / 粘度範囲 0.3~12,000mPa・s ・ 振幅 0.4mm超~0.8mm以下 / 粘度範囲 0.3~5,000mPa・s ・ 振幅 0.8mm超~1.2mm以下 / 粘度範囲 0.3~3,000mPa・s
試料温度測定部:0~160℃
動作周囲温度:10~40℃
試料量:10mL以上
試料温度測定部:0~160℃ / 0.1℃表示
粘度測定精度(※2):繰り返し性(※3):1% (標準偏差)・確度(※4):±3%(1~1,000mPa・s) 振幅0.4mm設定時
標準付属品:専用コントローラ、取扱説明書、ACアダプタ(AX-TB248)、接続ケーブル(1.5m)、サンプル容器(容量45mL、5個)、少量サンプル容器(容量10mL、5個)、少量サンプル容器フタ(5個)、ガラス容器(容量13mL、2個)、ガラス容器ホルダ、循環水ジャケット、データ通信ソフトウェア(WinCT-Viscosity)、RS-232Cストレートケーブル、USBシリアルコンバータ、計量部固定スタンド、X-Y-Zステージ、除振台(AD-1671A)

(※1)振幅:振動子先端にて
(※2)サンプル容器(45mL)使用時
(※3)液体に振動子を入れたままでの繰り返し測定
(※4)温度範囲は20~30℃、結露しない環境にて、粘度計校正用標準液で校正後の値。測定が長時間におよぶ場合は、必要に応じて定期的に標準液あるいは純水を利用した校正を行ってください。

解決できる課題

  • 品質向上
  • 歩留まり改善
  • 見える化

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卓上型引張圧縮試験機 MCT-2150W

【特徴】
フォースゲージ・プッシュプルゲージに代わる力測定機
『強さ』が見える!カラータッチパネル採用・・・簡単操作で高精度

汎用型のMCT-1150と、高精度なボールネジ及びクロスヘッドを厚くした高剛性・高耐久性のMCT-2150に加え、
新たに、高性能・低試験力型のMCT-2150Wを追加し、全3機種をご用意しました

◆試験力表示分解能:0.1N、0.01N、0.001N、全3機種のラインナップ
=>汎用型のMCT-1150(試験力表示分解能:0.1N)と高精度なボールネジ及びクロスヘッドを厚くした高剛性・高耐久性のMCT-2150(試験力表示分解能:0.01N)
さらに低試験力用に50Nロードセル付属の高性能・低試験力型のMCT-2150W(試験力表示分解能:0.001N)のラインナップ
◆カラータッチパネルで視認性がよく簡単操作
◆現場での使用に最適
=>試験速度がデジタルにて簡単に設定可能(1mm/minステップ)です。変位表示を標準装備しています。
◆パソコン取込みソフトウェア標準付属
=>MCT-1150には『MCT-Logger』、MCT-2150/Wには『MSAT-Lite』が付属
◆お手持ちの治具を使用可能
=>お手持ちのフォースゲージ・プッシュプルゲージでご使用の他社製治具(取付けネジM6のもの)をお使いいただけます。
※M6オネジアダプタ(別売、型式JM-X009-500N)使用時
◆卓上にて使用可能な省スペース設計 250(W)×405(D)×711(H)mm
◆電源を入れてすぐに使用可能、高精度なロードセルを付属
=>電源を入れると自動で校正し、すぐに試験が可能です。ロードセルのキャリブレーションは不要です。
◆多彩な治具をご用意
=>引張強度、圧縮起用度、突き刺し試験、シール開封力試験等の治具をご用意。特注でも対応可能です

【仕様】最大試験力容量:500N
クロスヘッドストローク:370mm
有効ストローク(※1):285mm
クロスヘッド速度範囲:10~300mm/min:設定値の±5%以内(※2)
クロスヘッド速度設定:デジタル設定:上記範囲内にて1mm/minステップ
クロスヘッド速度と試験力容量:全速度範囲にて最大試験力容量まで試験可能
クロスヘッドリターン速度:選択設定(3速:10、100、300mm/min)
送りネジ:高精度ボールネジ
試験力測定精度(500Nロードセル使用時):500N~50N:±0.2% F.S
試験力測定精度(500Nロードセル使用時):50N~5N:指示値の±2%
試験力測定精度(500Nロードセル使用時):5N~:±0.1N以内
試験力測定精度(50Nロードセル使用時):50N~5N:±0.2% F.S
試験力測定精度(50Nロードセル使用時):5N~0.5N:指示値の±2%
試験力測定精度(50Nロードセル使用時):0.5N~:±0.01N以内
試験力表示分解能(500Nロードセル使用時):0.01N(100Nを越えた場合0.1N表示)
試験力表示分解能(50Nロードセル使用時):0.001N(10Nを越えた場合0.01N表示)
試験力校正:オートゼロ機能(キャリブレーション不要)
変位表示:00.00mm(最小0.01mm:100mm以上は0.1mm表示)
付属ソフトウエア:MSAT-Lite
安全機構:1. 上下限位置2点のストロークリミッタ
安全機構:2. オーバロードリミッタ(ロードセル定格の105%を越えると自動停止)
安全機構:3. 非常停止スイッチ
大きさ:幅250×奥行405×高さ711mm
質量:18kg
電源:AC90~240V 1Φ 50/60Hz
消費電力:90W
環境条件:温度:5~40℃、湿度20~80%RH
推奨環境:23±2℃、湿度:50±10%RH
標準付属品:取扱説明書、500N用ロードセル、PC用ソフトウェア(CD-ROM)、USBケーブル
(※1)標準平行締付型ジョウ使用時
(※2)無負荷時

解決できる課題

  • 品質向上
  • 歩留まり改善
  • クレーム対策

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コンパクトpH測定器 COCO-pH

割れにくい電極を搭載し安心安全、少量サンプルで測定可能な滴下型のpH計です。食品・飲料から土壌・水溶性切削油・アルカリ系洗浄液など幅広く活用できます。 ジャムなどの粘性のあるものにも利用いただけます。 1広範囲のpH測定範囲と測定対象素材 pH0.00~14.00までの測定が可能で、測定精度もpH±0.10を実現。 水溶性切削液やアルカリ系洗浄液、食品飲料や土壌まで幅広い対象素材にお使いいただけます。 また、半固形物や粘性のあるものに対してもご使用いただけます。 2 少量のサンプルで測定可能 わずか3滴のサンプルで測定可能です。 浸漬タイプのpH測定器とは違い、サンプルを入れるためのビーカーを用意する必要がなく、準備や後片付けが楽になります。 また、たくさんの校正用標準液も必要ありません。 3 高耐久、長寿命 割れにくいガラス電極を採用しています。 従来のpH計のガラス電極は突起状の物が多く、 割れやすいという問題がありました。 COCO pHは、大きな負荷にも耐えられる素材を使用しているため、長く使用いただく事ができる品質を実現しています。 4 メンテナンスフリー 従来のpH計には必要だったガラス電極の保存液による保護や電極内部液KCLの定期交換などの、メンテナンスが不要です。 また、防水性能はIP65を実現し、水で丸洗い可能になりました。日々のメンテナンスが少なくなり、ストレスフリーにお使い頂けます。

解決できる課題

  • 経費削減
  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • コスト削減
  • 見える化

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