FOODTOWNアドバイザー

充填装置徹底解説!

充填装置とは?

充填機とは、容器に対して内容物を詰める、充填する装置です。
内容物は液体や粉末、固形食品そのものなど多岐にわたります。
充填する製品によって物性が様々に異なるので、それぞれに合った充填機が存在します。

物性以外にも充填物のサイズや形状、充填能力などで充填方法も異なります。
また、内容物の充填量は一定である必要がある場合が多いので、定量性、安定性が求められる機器です。
充填機は食品以外でも医薬品、化粧品など、生活に密着したあらゆる場面で利用されています。

  • 充填機の種類、原理、使用用途について

    ・物性による充填方式の違い
    液体充填
    低~中粘土のものはポンプなどでタンクから配管を通して吸い上げて充填します。

    粘体充填
    ジャム、マヨネーズといった粘度が高いものはホッパーと呼ばれる容器に投入し、一定量を供給させながら充填します。

    粉体充填
    粉体はスクリューフィーダーを使用して、脱気、もしくは真空引きを行い、粉の発散を抑えながら充填します。

    個体充填
    ふりかけ、豆などの乾物といった個体は、振動コンベアやカップ、マスによる計量を行いながら充填します。

    ・計量方式による違い
    ウェイトチェッカーを利用した重量式、シリンダを利用した一定のストロークによる容量式、流体のパルス信号から質量流量を測定して充填する流量式などの計量方式があります。

  • 充填機の価格について

    充填機は充填する内容物や、充填する仕様は多種多様であるため、内容物に合わせて機種選定を行います。
    価格については仕様により非常に大きな開き幅があります。
    トン単位で充填する機種については、周辺装置や充填機仕様により変わります。

    一般的に食品製造現場で使われている大きさでは、約150万円~となります。
    本体のみの参考価格であり、装置運搬費用、設置工事費用は別途費用がかかります。

  • 充填機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ・選定のポイント
      物性
       上記に記載した通り、物性によって充填方式が全く異なりますので、どんなものを充填したいのかを明確にします。
       液体であれば泡立ち、個体であれば潰れやすさも考慮する必要があります。

      充填量、精度
       数グラム~トン単位まで、ラインナップに大きな幅があるのも充填機の特長です。

      充填容器
       充填容器も充填機選びには重要なポイントです。
       ボトルか、カップか、袋か、注入口の形状がどうなっているかによっても変わります。

      処理量
       小型の卓上タイプからプラントで使用されるような大型のものまで、処理量も様々です。
       1日の処理量、1回の充填量、充填速度、さらに前後工程とのバランスによって機種選定を行います。

  • 充填機導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    ピストン式充填機で充填量が安定しない、ピストンシリンダー部からの充填物液漏れも合わせて発生している。

    原因①
    充填物を押し出すピストン先端のピストンリングが摩耗してシール性が低下している。
    原因②
    充填機導入時からピストンリングの交換は行っていない、充填機導入後1年が経過している。

    対策①
    ピストンリングの交換を行う。
    対策②
    ピストンリングは消耗部品として予防保全で交換を行う。

    ※ピストンリングはシリコンなどのゴム製であることが多く、破損してしまうと製品に破片が混入し
     混入可能性のある汚染範囲の特定が非常に難しくなります。事前の交換を行うことが重要です。

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 充填装置

卓上型充填機 K-3WP

卓上型充填機 K-3 【製品特長】 ・食品工場の生産性UP、省人化をサポートします。 ・日々の清掃作業がより簡単に! ・ポンプは勿論、本体が水洗いできるので、いつも衛生的に保つことができます。 ・食品と接する部品がすべて、工具なしで簡単に分解洗浄可能です。 ・食品と接するパーツ(ポンプ)が簡単に脱着可能です。ポンプを複数台もつことでアレルゲン製品もポンプ別の管理が可能です。 【おすすめの製造食品】 サンドイッチ、ロールケーキ、シュークリーム、エクレア、プリン、クレープ、ホットケーキ、パスタ、グラタン、クリームパン、カレーパン、どら焼き、おにぎりなどの製造におすすめです。 【事例】 大手製パン工場(製造能力 シュークリーム50g注入時 2口合計 約3,000個/h) 【機能】 ・防水規格IP65 ※結露、湿度、浸水に対する防水機能ではありません。 ・タッチパネル表示でデータを分かりやすく、操作が簡単! ・製品名でアイテムを記録可能(10品目) ・ステンレスボディー ステンレスベース 【仕様】 電源 AC200V 0.4kW(サーボモーター使用) ポンプ回転数 1~150rpm ポンプ吐出量 60~9,000cc/min 充填容量 5~9,999cc/min ホッパー容量 15ℓ(標準) 総重量 26kg(標準ポンプホッパー装着時)

解決できる課題

  • 品質向上
  • 歩留まり改善
  • 自動化
  • 省スペース
  • 生産効率改善

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 充填装置

ソーセージ高速自動充填機 HITEC M-10X/M-20X

操作性、耐久性、高速性、汎用性、メンテナンス性、全ての機能と性能を向上させた最新の『高速自動充填機』。 サーボモーターによる計量ポンプの駆動定量のソーセージを作るには定評のある「HITEC M-10 / HITEC M-20」を、さらに定量性をアップするように計量ポンプのモーターをサーボモーターに改良したのが「HITEC M-10X / HITEC M-20X」シリーズです。 電磁クラッチによる ON/OFF の切り替えがなくなることにより、耐久性が向上し、メンテナンスも非常に易しくなりました。 <製品の特長> ①使いやすいモニター機能 生産に関する必要なデータをモニター画面から簡単に読み出すことが可能です。稼動時間と充填時間により稼働率を製品毎・各時間毎に集計しており、ワンタッチで画面上に読み出すことが可能です。 また、それ以外に生産数量、生産量、ケーシング使用本数、パンク回数等、生産管理に必要な項目は全てモニター画面から読み出せます。 ②耐久性をアップしたメタリングポンプ 従来の機械より耐久性が向上しています。また、ポンプの開始、停止タイミングを簡単に調整でき、ケーシングの先端、後端部の未充填によるケーシングロスが防げます。 ③メンテナンス性を向上させたドライツイスター タイミングベルトの採用により、ハウジング内にオイルは使用していません。 これによりオイルの漏れは無くなり、ハウジング内の部品も長寿命となります。また、メンテナンス時もユニットを取り外す必要が無く、短時間で行えます。 ④エアー部品と電気部品の分離 エアー部品を電気部品と完全に分離し配置したことにより、修理、調整が簡単そして安全に行えるようになります。 <標準仕様> ・最大生産量  人工ケーシング 最大 3,200個/毎分 ※ケーシング品質、製品サイズ、重さ、工場の条件により変わります ・製品長さ  人工ケーシング 3 ピッチ (28.6 mm) ~ 32 ピッチ (304.8 mm) 以上 ※HITECのオプションユニットにより、より長いサイズを作ることができます ・ケーシング及び直径 HITEC M-10X/M-20X  コラーゲン 13 mm~32 mm  セルロース 14.5 mm~34 mm ・ケーシングシェアードの最大長さ HITEC M-10  コラーゲン 280 mm  セルロース 325 mm HITEC M-20  コラーゲン 300 mm  セルロース 440 mm ・機械寸法と重量 HITEC M-10X+8Fコンベヤー  高さ 1846 mm  チューブの高さ 1270 mm  最長 5045 mm  幅 795 mm  機械重量 690 kg HITEC M-20X+8Fコンベヤー  高さ 1846 mm  チューブの高さ 1270 mm  最長 5424mm  幅 795 mm  機械重量 730 kg ・機械の必要条件 消費電力 3相 6,775 W 空気要求量  質 清潔で乾燥している  空気圧 520 kPa (5.2 bar) 75 psi  消費量 1 L, (1,000 cm3) 毎分 60 in3 毎分 水分要求量  質 清潔な飲料水  水圧 280-410 kPa (2.8-4.1 bar) 40-60 psi  消費量 1 L, (1,000 cm3) 毎分 60 in3 毎分 肉要求量  圧力 500 kPa (5 bar) 75 psi  消費量 最大 3,200kg/毎時 最大 7,000 lb/毎時  配管 最大直径と最短の長さ ※ 本仕様並びに装備は予告なく変更することがあります。 ※ 上記の生産量は生産する製品、工場の生産能力その他の条件により変動します。

解決できる課題

  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • 歩留まり改善
  • 自動化
  • 生産効率改善

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  • 充填装置

オールエアピストン充填機 PSZD

■「ピストン充填機は複雑…」という常識を覆した、シンプルなピストン充填機を開発! ■ピストン充填機なのに、とにかく取り扱いがカンタン。 ■お手頃な価格なのに、洗浄のしやすさと高い作業効率を両立していることが強みです。 <製品の特長> 2種類のシリンダを使い分けることによって、約20cc〜500ccまでの充填に最適なピストン充填機です。 とにかく洗浄・分解が簡単にできるようにシンプルな構造になっており、洗浄の手間を大幅に削減することができます。 洗浄後の組み立ても簡単!毎日のお手入れがラクラクです。オールエア駆動のため、充填機を電源につなぐ必要がなく、漏電の心配がありません。 また、液体充填専用・粘体充填専用の切替え弁を交換することで、1台で液体・粘体どちらの充填物にも対応できるようになりました。 1台の充填機で液体の充填物・粘性のある充填物どちらも充填したいという方におすすめの製品です。 (※液体充填と粘体充填を切り替える際は、ホッパー・ノズル等付属部品の交換も必要です)

解決できる課題

  • 利益率改善
  • 経費削減
  • 人手不足解決
  • FSSC22000対策
  • コスト削減
  • 歩留まり改善

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