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封函装置徹底解説!

封函装置とは?

封函機とは、製品を箱詰めした後の段ボール上下面にテープを貼り、箱に封をする装置のことをいいます。封函方法としてテープでの封函以外にホットメルトと呼ばれる糊で封函する方法もあります。
また、水湿性ガムテープを使用し切手、収入印紙などのように水で湿らすことで貼る(粘着させる)ことが出来るテープで封函する機械もあります。保管が低温(マイナス)から高温の環境でも剥離しない、わざと開封痕が残すようなメリットもあります。
上下貼りや封函用テープの貼り方、箱の対応サイズ、前後工程との連結など様々な仕様があります。

封函処理箱の数、サイズの種類、ケースも段ボールだけでなく、発泡スチロールに対応しているものもあり、現場の温湿度などの作業環境や封函する内容物などによっても最適な仕様は変わります。
封函機の種類、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

  • 封函機の種類、原理、使用用途について

    ・半自動、全自動
      半自動:工程のうち、何らかの作業を人手で行わなう必要があるタイプ
      全自動:段ボールの取り出し、組立、テープ貼り、全ての工程を自動で行うタイプ

    ・ケースサイズ調整
      ケースのサイズを自動で認識するタイプと、
      手動のハンドル操作によって調整するタイプに分かれます。
      1サイズのロットが少なく、頻繁にサイズ変更が発生する場合は自動、
      サイズ変更が少ない場合は手動のハンドル操作のタイプが向きます。

    ・上下貼り
      ケースの上下両方にテープを貼る機能です。
      製函と封函を同時に行う事が可能です。

    ・I貼り、H貼り
      I貼り:中心にテープ1本で留めるもの。作業効率が高く、資材の消費も少ない。
      H貼り:中心と両端を留めるもの。強度が高く、重量のある商品を詰める場合に向く。
      

  • 封函機の価格について

    封函機の本体価格を決める要素として、封函処理能力、封函方法(テープ貼り、ホットメルト)、
    封函物搬送方法(ベルト搬送、アタッチ搬送)などとなります。
    本体参考価格として処理能力10~20ケース/分とした場合、テープ貼り封函仕様で約360万円~ホットメルト封函仕様で約450万円~となります。
    本体のみの参考価格であり、装置運搬費用、設置工事費用などは別途かかります。

  • 封函機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ・選定のポイント
      作業量:
       作業量が多い場合はもちろん全自動タイプが向きますが、
       作業量が少ない場合は導入コストが安い半自動タイプのほうが費用対効果に優れる場合があります。

      内容物、重量:
       密閉性が求められる場合、重量が重い場合、箱に強度が必要な場合はH貼り、
       そうでない場合は一般的なI貼りタイプを利用します。

      処理能力:
       機種ごとに時間当たりの処理量が明示されています。
       工場の生産量、生産速度、ストックの大きさに合わせて選定します。

  • 封函機導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    段ボール接着方法でホットメルトを用いているが、接着が弱くフラップが開いてしまう製品もある。

    原因①
    ホットメルトのモジュール先端のノズル詰まりを起こし、糊の吐出量が少なくなっている。
    原因②
    ホットメルト糊の吐出量が減少した、または吐出しなくなった場合の検出方法が設置されていなかった。

    対策①
    生産立ち上げ前にホットメルト糊の突き出しを行い、吐出量の確認を行う。
    対策②
    ホットメルト糊のビートを温度センサーで検出するなど、異常や変化を検出する方法を設置する。

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 封函装置

ICA型(オートマチック ダブルクリッパー)

ICA型ダブルクリッパーは充填径最大200mmまでのモールド等で成形を要する太物用として最適な機種で、余裕結紮も可能であり、ファイバラス、コラーゲン、プラスチックケーシングに使用されます。 革新的な絞り構造のセパレーターが大きな肉塊、モールドハム、スライス原木の様な太物を理想的な製品に仕上げます。 真空充填システムと連動すれば、エア混入の無い太物製品が充填出来ます。 【特徴】 ◇衛生に配慮した設計。 ◇充填径:最大200mm。 ◇結紮能力:最大50回/分。 ◇取扱い容易なEASY TOUCH型パネル。 【利点】 ◆結紮時間が短いので生産性が高い。 ◆サーボコンベアとSPS制御による摩耗部品のない電気駆動。 ◆特許絞り構造のセパレーターが短く、均整のとれたソーセージ両端を作ります。 ◆コンベアースピードは無段変速で、プログラムセット出来ますので正確な充填径の製品となります。 ◆低ノイズレベル。 ◆結紮圧力は製品パラメーターによりプログラミングされてサーボ制御されます。 ◆衛生設計-平坦なステンレス仕上げで洗浄容易。 ◆メンテナンス作業の最適なアクセス。 ◆自在車輪で移動容易。 ◆グラフィカルユーザーインターフェースEASY TOUCHで取扱い容易。 ◆両手で2個のスイッチを押さなければ始動しませんので安全です。 ◆S800からS8700へのクリップサイズ変換容易。 ◆圧空作動クリップヘッドによるケーシング装填。 ◆充填中においても、ケーシングブレーキの調整可能。 ◆圧空消費量が少ない。 ◆電子制御の自己診断システム。 ◆弾性素材のネットを確実に切断。 【技術データ】 幅 2,200 mm 奥行き 910-1,450 mm 高さ 1,950-2,150 mm 重さ 850 kg 電源 200-230 VAC, 50 or 60 Hz 電気容量 2.8 kW ヒューズ容量 16 A 圧縮空気圧力 5-7 bar/0.5-0.7 MPa 余裕結紮がない場合 0.6 NL/cycle 余裕結紮がある場合 20 NL/cycle ルーパーがある場合 1.0 NL/cycle 適用クリップサイズ ICA 8700 充填径最大160mmまでの場合 : S 8740/8744/8748 ICA 800 充填径最大200mmまでの場合 : S 844/848/854

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