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自動箱詰装置徹底解説!

自動箱詰装置とは?

自動箱詰め機とは、製函、成形されたダンボールに包装された製品を装填する装置です。
別名、オートケーサーやケースパッカーと呼ばれることもあります。

製品を出荷する形態として段ボールに詰めて出荷される場合がほとんどですが、食品工場、包装固定の中でも自動化、省人化が進んでいる工程の一つになります。

ロボットを用いて箱詰めを行う方法もありますが、このページではロボットは採用しない仕様の箱詰め機について解説します。箱詰め工程を自動化することにより、1ケース入れ忘れや入れ方向の間違いなど人的ミスの軽減、省人化に繋がります。
自動箱詰め機の使用用途、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

  • 自動箱詰め機の種類、原理、使用用途について

    自動箱詰め機の種類、使用用途
    自動箱詰め機は段ボールに詰める製品のサイズや状態によって挿入方法など仕様が異なります。
    段ボールに詰める製品の状態として、シュリンク包装品、カートンボール品、個包装品それぞれで仕様を変える必要があります。

    ・シュリンク包装品
    個包装製品を10個トレーに入れた状態で外側にシュリンクフィルムで包装されている場合、
    箱詰め機で製品をスライドさせて段ボールへ挿入するとシュリンクフィルムが破れてしまう
    可能性があるため、製品を持ち上げて段ボール内へ挿入していく仕様が適しています。

    ・カートンボール品
    個包装製品をカートンボール品に10個詰めた状態で段ボールへ挿入する場合、カートンボール品は
    箱内で製品に遊び(余白)があることが多く、ボール箱を持ち上げようとした場合箱がつぶれてしまう
    ことがあります。一方でスライドして段ボールへ挿入していることに対しては適している為、2段積みに
    する場合は吸着させて段積みしスライド方式で段ボールで挿入していきます。

    ・個包装品
    個包装品を段ボールへ直接挿入する場合は個包装のサイズが大きい場合に多い仕様です。
    個包装品の場合、形状が様々であるためそれぞれの形状に合わせた仕様設計が必要になります。

  • 自動箱詰め機価格について

    自動箱詰め機は上述の通り、前工程から流れてくる製品形態やサイズに合わせて仕様設計を進めていく装置となります。
    自動箱詰め機の本体のみの参考価格で、約1000~2000万円程度となります。
    複数品種のサイズチェンジ対応幅や処理能力により仕様が様々であるため、解決したい課題を
    明確にするところから検討を進めていくことになります。
    本体のみの参考価格で、装置運搬費用や設置工事費用は別途費用がかかります。

  • 自動箱詰め機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    メーカーによって特化している機能が異なります。
    メンテナンスが容易なものや、間欠運転のもの(少量で多品種の箱詰めに適している)、
    連続運転のもの(大量生産された商品の箱詰めに最適)や、商品の安定して箱に詰められる
    ガイドバケットを採用しているもの、設置スペースを取らないもの様々なものがあります。

    段ボールサイズの内寸は投入する製品の外寸に対して余裕を持った設計が必要です。(目安20㎜以上)
    扱う商品の形状や用途によって必要な機能が異なるため、箱詰機の仕様を確認することが必要です。
    また、導入する際には自動化する範囲、既存ラインとの組み合わせや振り分け、整列、設置場所、
    電源の場所をあらかじめ確認しておくことが必要です。

  • 自動箱詰め機のトラブル事例、事前確認ポイントについて

    トラブル事例
    自動箱詰め機で複数品種を生産しているが、市場出荷製品から箱潰れが発見された。

    原因①
    品種切替時に製品経路のガイド高さや幅を調整するが、調整に不備があった。
    原因②
    生産立上げ時や出荷前検査で段ボールを開梱しての検査は行っていなかった。

    対策①
    装置の品種切替は目盛表示やケガキ線など入れて調整位置を分かりやすくする。
    対策②
    装置の品種切替調整は実際の製品サイズのワークを用いて調整を行う。
    対策③
    段ボールに梱包した状態、出荷直前の製品で出荷判断の検査を行うようにする

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 自動箱詰装置

KEX-1010X X線検査装置付きパウチローダー

各種三方、四方シール充填包装機に接続し、連包状パウチ(小袋)を一定個数単位で折りたたみ箱詰する装置です。X線検査装置を搭載しており、良品だけを確実に箱詰めすることが出来ます。 ○ 省人化効果 手作業では難しい、連包製品の箱詰め作業を良品かどうか検査しながら自動で行います。 【特長】 ・装置能力50m/min ・X線を阻害する搬送ベルトがない仕組みになっており、パウチを直接検査することが出来る為、検査精度が向上。過不足検査の精度は±2%(± 3σ)を達成しました。 ・ご使用中の各種パウチローダーにもX線検査装置の単体機(FX-1000)を後付けする事が出来ます。 【仕様】 ・検査能力 10~50m/min 最大650ヶ/分 ※包材や内容物の条件により能力、測定精度は変動します。 ・パウチ仕様 包装形態 3方・4方シール ・包材 アルミ、透明PP等 ・内容物 液体、粉体、かやく等 ・パウチサイズ 幅  30~100㎜ 長さ 30~150㎜ ・シール寸法 (横シール)10㎜以上 (縦シール)8㎜以上 ・質量測定 精度相対質量 ±2%(±3σ) ※包材や内容物により測定精度は変動します。 ・異物検出感度 SUS球 φ0.8mm ※包材や内容物により測定精度は変動します。 ・電源 X線装置:3φ AC200V 50/60Hz 1.0kVA パウチローダー:3φ AC200V 50/60Hz 2.5kVA ・質量 X線装置:約200㎏ パウチローダー:約350㎏ (フルオプション搭載時) ・エアー源 0.5MPa 80L/min(ANR)ドライエア ※1 包材や内容物の条件により能力、測定精度は変動します ※2 オプションフル装備の場合 ※3 パウチローダーの仕様は、専用カタログを参照してください

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