FOODTOWNアドバイザー

シーラー徹底解説!

シーラーとは?

シーラーとはその名の通り、シールをする装置です。
「シールする」とは、フィルム包材を熱溶着などの方法で密封する事を指します。
包装工程では欠かせない工程ですが、形状や機能、用途、内容物によってさまざまな種類があります。
給袋包装機やピロー包装機、その他様々な包装機にもそれぞれシール部はありますが、この商品種別ではシールのみを行う装置であるシーラーの説明を行います。
シーラーの種類、選定ポイント、トラブル事例について解説します。

  • シーラーの種類、原理、使用用途について

    ・クリップ式
      クリップのように袋を挟み込んで溶着させる方式です。
      コンパクト、計量、単純な仕組みなので、最も手軽に利用できます。
      また、シールの角度もその都度自由に調整できるので、小袋や複雑な形状にも対応が可能です。

    ・ペン式
      ペンのような形状の先にローラがついており、シールしたい部分をなぞる事で溶着させる方式です。
      不定形なものや立体物のシールに向きますが、1回に時間がかかるうえ、確実にシールする為にはコツが必要です。

    ・インパルス式
      ヒーターに瞬間的に大きな電流を流し、一瞬で溶着させる方式です。
      圧着レバーやフットスイッチなど、挟み込みのタイミングで通電されるので誰でも簡単に使用できます。

    ・超音波式
      超音波の振動による摩擦熱で溶着する方式です。
      素材同士の内部発熱の為、やけどの心配がありません。
      ピンポイントの溶着に適しているほか、ほとんどのプラスチック素材に使用できるため、
      ステープラーの代わりに使用する事も可能です。

  • シーラーの価格について

    シーラー本体参考価格で、標準仕様約50万円となります。
    オプション機能としてスタンプ形式の印字捺印装置付きで約90万円、脱気装置やガス充填装置を装備した仕様になると約200~300万円となります。
    装置本体のみの価格であり、設置工事費用などは別途費用が掛かります。

  • シーラーの選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ・選定のポイント
      袋の材質、サイズ、内容物、水分の多い少ないなどの条件によって溶着の方式を選定します。
      また、一日当たりの生産量、前後工程との兼ね合いによって、バッチ式、連続式や、より生産性の高いベルト式やロータリー式などの選択肢もあります。

  • シーラー導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    製品リニューアルで包材の材質が変更になり生産開始したが、出荷した製品からシール部が開いている、疑似接着した製品が発見された。

    原因①
    包材の材質が変わったタイミングでシールヒーターの接着時間、温度条件を見直していなかった。
    原因②
    製品リニューアルのタイミングで出荷前の検査で十分なサンプル母数が確保できていなかった。

    対策①
    包材の種類によってシール条件(温度、時間)は変わるため、包材に合わせた条件設定を行う。
    対策②
    製品のリニューアル時は変更点に対する十分なサンプル数をもって確認を行い検証する。

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  • シーラー

真空脱気ロータリーヒートシール機 SEV190

【特長】 ◯真空脱気によって脱酸素剤等の効果を促進 ◯真空脱気が1台で可能 ◯お客様ごとの作業環境に応じてカスタマイズ シール機本体のノズルに袋を差し込むだけで真空脱気(+ガス充填)→シール→印字までを一度に行えます。(オプション装着時) 連続挿入することにより、更なる生産効率のアップが見込めます。 袋をノズルに挿し込んで流すと、ノズルが脱気をしながら商品の搬送とともに移動します。 真空ポンプを搭載しておりシールする直前でノズルが抜けるので、標準脱気装置と比べて強力な脱気をすることができます。 真空までは必要ないが、強力な脱気をしたいというお客様に最適です。 ※真空ポンプを搭載していますが、完全な真空状態にはなりません。 [SEV190の特徴] シール幅 10mm/20mm コンベヤベルト幅 190mm/250mm シールの模様目 横目/網目/ベタ目 機械材質 ステンレス/鉄 ■真空ポンプ搭載 標準脱気ではリングブロアを使用していますが、SEV190では真空ポンプを使用しています。そのため、真空に近い強力な脱気をすることができます。 ■スピードデジタル表示 モータースピード及びノズルスピードの設定はデジタル式のため、細かなスピード設定が可能です。 ●真空脱気ノズル お客様の商品に応じた長さのノズルを取り付けることで、脱気の効果を十分に発揮することができます。 ノズルをシール機内部で留まらせることができるので、脱気を必要としない商品のシールも可能です。 ■袋センサー切替 近接センサーと光電センサーの切り替えが可能です。 ●サニタリコンベヤ(※コンベヤベルト幅:250mm 及び 機械材質:ステンレス の場合のみ) 工具を使用せず脱着できるコンベヤです。清掃メンテナンスが容易に行うことができ、常に清潔な状態でご使用いただけます。 ■下側ロング熱板 下側の熱板サイズを長くして熱板上で圧着することにより、従来よりも低温度でのシール作業を実現しました。また、PID制御での安定した温度制御との相乗効果により、高スピードでの安定したシール作業環境をご提供いたします。 ■コンベヤ作業台 商品にきちんとノズルを差し込んでからシール機に挿入できるよう、袋入口側のコンベヤ上に作業台を取り付けています。 ■→標準仕様/●→機種によって異なる 【オプション】 シール栄登では、お客様ごとの作業環境に合わせたさまざまな要求に対応するため、多彩なオプションをご用意しています。なお、各オプションの詳しい内容につきましては、お問い合わせください。 ◯残存酸素計 包装物内の残存酸素を測定することができます。 ◯印字装置 ・ホットプリンタ 商品の賞味期限等の印字が、標準で1~3段まで表示可能です。 袋の厚みに関係なく、無調整で印字ができます。 プリンタテープの使用間隔を自由に微調整できます。 プリンタテープが切れたり使い切ると、ブザー音とランプで交換をお知らせします。(プリンタテープ切れセンサ装置) 常時、スペアの活字ホルダをすぐに作動できる温度に保温する装置もございます。(オプション:活字ホルダ保温機) ・インクジェットプリンタ 非接触式のため、背貼り袋やガゼット袋など、厚みのある袋やシール面以外にもクリアで安定した印字をすることができます。 デジタル印字なので、活字の入れ替えが不要でトレーサビリティーにも対応しています。 ◯その他オプション ・ガス充填装置(G) 仕様については、製品案内をご覧ください。 ・ウォーターセパレータ 水物商品の脱気時に、真空ポンプの故障の原因となる水分(とろみや粘りがあるものは除く)の侵入を防ぎます。 ・計数カウンタ 生産数の目安を把握できるカウンタ装置です。

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