FOODTOWNアドバイザー

深絞り包装装置徹底解説!

深絞り包装装置とは?

深絞り包装機とは、プラスチックのシート(ボトム)を包装対象に合せて熱で成形し、
そこに内容物を投入した後、上部からシート(トップ)を溶着する事によって包装する装置です。

包装時に内部を真空状態にするので、好気性菌の繁殖を抑え賞味期限を延長する効果があるほか、ラップフィルムよりも強度がある点や、デザイン面でも活用できる面積が広いなど、食品の包装に広く利用されています。
深絞り包装機の種類、用途、選定ポイントを解説します。

  • 深絞り包装機の種類、原理、使用用途について

    ・種類
    深絞り包装機の包装構造、仕組みはほぼ同じですが、オプションや細かい部分に違いがあります。
    ・金型交換方式
    少量多品目生産に対応するために、製品の投入箇所を金型成形としている仕様もあります。
    金型を変えることで形状の異なるトレイや一つの金型枠内で複数個の包装ができるなど少量多品目を目的にした仕様もあります。

    ・密着包装(スキンパック)
    密着包装とは、トレー、台紙、エアキャップ、フィルムなどの上に製品を置き、加熱したフィルムを上からかぶせると同時に、下から空気を抜いてフィルムを製品とトレーなどに密着させて行う包装のことです。

    ・用途
    食品工場においては、常温での保存に向かない製品(加工肉、魚介類)や、空気に触れると酸化が急速に進み、製品の色や味が劣化するものに対して多く使用されます。
    コンビニエンス商品などではウインナーやささみチキン、ゆで卵や卵焼きなど真空包装を行っている商品が増えています。

  • 深絞り包装機の価格について

    深絞り包装機の価格には装置仕様により約1500万円~3000万円と幅があります。
    包装機本体サイズも大型になる機種が多いため、設置スペースが問題になる場合も多くなります。
    コンパクトサイズの機種もあり、深絞り包装機の中では比較的安価に導入を検討することができます。
    上記価格は本体のみの参考価格で、装置運搬費用、設置工事費用は別途費用がかかります。

  • 深絞り包装機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    ・選定のポイント
    パック形状
    深絞り成型は金型によって行われるので、使用するサイズごとに金型が必要になります。
    また、使用する機種によって、使える金型のバリエーションは異なりますので、作りたいパック形状によって選定します。

    成形深さ
    こちらも形状と同じく、金型によって成形しますが、機種によって利用可能な深さが決まります。

    処理能力
    取り付け可能なフィルム幅、ロール径と一度に成型できるボトムの数によって決まります。
    投入作業も含めたバランスを考慮して機種選定を行います。


    ・導入時の確認ポイント
    深絞り包装機は自動充填機、投入機を合わせたライン化によって生産効率の向上が見込めます。
    ただし、パッケージ仕様やサイズが多く少量多品種の場合は、ライン化が困難であることに加え、金型交換、フィルム交換の手間やカット残によるフィルムロスも増えてしまいます。
    機種選定の際は、加工、投入、包装後も含めて検討する必要があります。

  • 深絞り包装機導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    製品のリニューアル後からシール強度が弱くなっている、シールのシワの発生が多発している。

    原因①
    製品リニューアルでフィルムの材質が変わり滑り性が悪い。
    原因②
    フィルムの上下面どちらかにたわみが発生している。

    対策①
    応急対策としてはヒートシール時間を現状より長く設定する。
    対策②
    材料仕入先へ製造段階でパウダーなどを振り滑り性を高めてもらう。
    対策③
    フィルムにたわみが発生しないようテンションバーや押さえバーを追加する。

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  • 充填・包装・ケーサー
  • 深絞り包装装置

深絞り包装機 PRO-series

機械長さ 3,000mm-6,000mm 機械幅 1,300mm 機械高さ 2,050mm 能力 8~10サイクル/分 電源 3相230/60Hz Sealpac社の深絞り真空包装機 PROは生産スペースをレイアウトする際も丈夫なフレーム構造なので簡単に運搬作業が行えます。 全ての構造部品は簡単に清掃が出来るように製作されています。 更にサーボ駆動用チェーンと注油不要のリフティングシステムを採用しているのでメンテンナンス費用を最小限に抑える事が出来ます。 新しく開発されたタッチスクリーンモニターはアイコン式なので簡単に操作する事が出来ます。 PROシリーズは他のSealpacの機械と同様に食品業界の高い要求に対応し、高品質な包装を可能にします。 機械の金額に見合った価値として中小規模な生産能力に適応し、包装の品質も高く評価されています。 その他に省スペース機種でありながら広い充填エリアも大きな特徴です。 機械フレームの長さが3mからラインナップされているので製造現場で要求される省スペース化にも対応できます。 機械のモデルにもよりますが、軟質フィルムの真空パックと硬質フィルムを使ったMAP包装やシュリンクスタイルなどのアプリケーションにも対応出来ます。 Sealpacの特徴である"ラピッドエアーフォーミングシステム"を採用することで140mmの深さまで成形するだけでなく、他の機械では真似できない卓越した成形を実現します。

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