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重量検査装置徹底解説!

重量検査装置とは?

重量選別機とは、ベルトコンベア上を搬送される被検査品(製品)を、搬送しながら計量し、予め設定した上限値と下限値の間の重量であることを確かめる検査機のことをいいます。

同設備を検索する際には、ウエイトチェッカー、オートチェッカー、重量検査機と呼ばれたりするため参考までに覚えておくと便利です。
重量選別機の重量計測原理や導入時確認ポイント、トラブル事例について解説します。

  • 重量選別機の種類、原理、使用用途について

    ・重量選別機の重量計測原理について
    重量選別機は2つのコンベアで構成されています。
    上流側を助走コンベア、下流側を秤量コンベアと呼びます。
    2つのコンベアの間に投受光器が設置されており、その投受光器で製品を検出したタイミングから設定した時間経過後に重量を計測する流れになっています。投受光器で製品を検出後、何秒後に重量を計測するかは製品の長さを基準に設定します。
    ほとんどの重量選別機は、製品長さを設定すると重量計測タイミングを自動計算することができるようになっています。
    製品によっては重量計測タイミングを微調整する必要が出る場合もあります。

    ・重量選別機の重量異常品排出方式について
    ドロップアウト方式
    秤量コンベア後に排出コンベアがあり、排出コンベア下流側がゲート状に下がり製品を下へ排出する方式。

    エアージェット方式
    秤量コンベア後の排出コンベアにエアジェットノズルを設置しており、エアジェットでブローアウトする方式。

    エアダンパー方式
    秤量コンベア後の排出コンベアでダンパーが付いており、進行方向を遮る形でダンパーで系外へはじき出す方式。

    キャタピラ式セパレータ
    最高毎分300個のハイスピードで安定したスムーズな振分けが可能。樹脂コンベアが自動で振り分けを行う方式。

  • 重量選別機価格について

    重量選別機
    ローラーコンベア搬送(段ボール計量)仕様 本体参考価格約70万円~120万円
    ベルトコンベア搬送仕様 本体参考価格約100万円~250万円
    装置本体のみの参考価格であり、装置設置費用などが別途必要となります。

  • 重量選別機選定ポイント、導入時の確認ポイントについて

    重量選別機を導入する際、設置環境は安定した重量検査を行うために重要な要素となります。
    重量選別機の推奨設置環境
    ・周囲温度が0~40℃、湿度が30~85%の範囲内で結露することがない場所。

    ・直接日光が当たらない場所。

    ・オーブンやヒーターなど発熱機器や熱源が近くにない場所。

    ・振動源から遠い場所、重量物が頻繁に通らない振動が発生しにくい場所。

    ・粉塵や埃の発生が少ない場所。

    ・冷暖房など空調設備の風が直接吹き付けない場所、風の影響を受ける場合は風防カバーで覆うこと。

  • 重量選別機導入後のトラブル事例と事前対策ポイントについて

    トラブル事例
    重量選別機で同一製品の重量計測を複数回行った際に、計測した重量のバラツキが大きい。

    原因①
    周辺の空調設備や部屋の空気の流れから風の影響を受けている。
    原因②
    重量選別機を床に固定しているアンカーボルトの緩みがあり、振動の影響を受けている。

    対策①
    空調設備の風が秤量コンベアに当たらないように風向きを調整する、もしくは秤量コンベアにカバーを取り付ける。
    対策②
    装置を床に固定しているアンカーボルトの増し締めする、装置付近を重量物が通らないようにする。

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  • 重量検査装置

重量選別機 汎用モデル SSV-fシリーズ

汎用モデル SSV-fシリーズの重量選別機は、重量物にも対応する汎用性の高いロードセルを搭載。ドライ食品をはじめ、幅広い商品にお使いいただけます。 最新の計量制度に対応した型式承認機もご用意しております。 ●計量範囲:12~3000 g ●表示目量:0.1 g ●最高選別能力注1:320 個/min ●最高選別精度(3σ)注1:±0.2 g ●表示方式:8.5 インチワイドカラーTFT 液晶 ●操作方法:タッチパネル(運転/停止/ホームボタンのみダイレクトキー) ●最大表示値:3009 g ●品種数:最大200品種 ●選別段階:2 または 3 ●計量品注2:幅  W20~250 mm、長さ L60~310 mm、高さ H5~310 mm ●ベルト速度:15~120 m/min ●電源・消費電力:AC 100~120 V + 10% ー15% またはAC 200~240 V + 10% ー15%、単相、50/60 Hz、250 VA、突入電流 20 A(typ)(20 ms 以下) ●質量:63 kg ●使用環境:0~40℃(選別精度を維持するためには5℃/h 以下の変動のこと)相対湿度30~85%、ただし結露しないこと ●保護等級:IP30 準拠 ●外装:ステンレススチール(SUS304) ●データ出力:USB ポート/イーサネットインタフェース(標準装備)

解決できる課題

  • 品質向上
  • 歩留まり改善
  • 自動化
  • 生産効率改善

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重量判別設定装置 プチチェッカー

■重量判別設定装置 スティックシュガーやふりかけ、インスタントコーヒーなどすでに袋詰めされた商品が設定重量の 範囲内になっているかを確認する計量機(計量器)です。 範囲内の商品はそのままラインに流れ、範囲外の商品は真下に落として振り分けます。 超小型、軽量で各種包装機への内蔵(内蔵型)および設置(自立型)が可能です。 <製品の特長> 新しいタイプのウエイトチェッカー。包装業界のニーズに応える高性能高速重量判定機(検査機)。 (設置スペース世界最小 内蔵型・自立型) [特長] 1.高速・高精度  1列辺り最高50回毎分の判定速度。0.01g単位の設定が可能。 2.多用途  スティック包装タイプをはじめ、様々な包装タイプに対応可能です。 3.らくらく調整  タッチパネルにて規格重量・上下限重量などを簡単に設定変更できます。 4.コンピュータ制御  ワンボードマイコンで制御を行っており、高速処理で重量の比較やバケット、ダンパーの制御  をしています。 5.計量・コンパクト  複数列の同時判定をおこないますので、ラインを延長することなく設備が可能です。  また、シール機後に設置する自立型とシール機に直接設置する内蔵型の2タイプからの選択が  可能でラインがよりコンパクトになります。 6.操作が簡単  操作画面はカラー液晶タッチパネル式で簡単に操作が可能です。  重量値はリアルタイムにて数値で表示します。また、良品/不良品カウンタ・ファイリング機能  などがあり生産管理に便利です。さらに、判定した結果をUSBメモリーに保存できパソコンで  集計が可能です。

解決できる課題

  • 経費削減
  • 人手不足解決
  • 品質向上
  • コスト削減
  • 歩留まり改善
  • クレーム対策

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