i-mesh®エプロン
野球のユニフォームから生まれたアイデア
業務用エプロンにはその種類によって防水性や撥水性が必要ですが、唯一機能がなかったのが通気性です。エプロンには全身を覆うタイプのものもあり、作業環境によっては非常に熱が篭る、また見た目にも暑苦しいという不満がありました。そこで目をつけたのが、野球やサッカーなどのユニフォームに使われているメッシュ素材です。私たちはすぐに強度のあるメッシュ素材を用いた通気性に優れたエプロンの開発に取り組み始めました。
長い試行錯誤と、思わぬ副産物
しかしそこから実用化までには長い年月を要しました。特にメッシュ構造は通常より撥水材を多く消費し、生産コストが大幅に増大します。ただ、思わぬ副産物として、開発したメッシュ構造特有の表面の凹凸が想像以上に高い撥水効果を実現することが判明したため、材料メーカーと交渉を重ね何とか現実的な価格での販売に漕ぎ着けました。こうして通気性と撥水性を兼ね備えたi-mesh®エプロンは誕生しました。展示会での撥水性能実験では来場者から驚きの声が上がり、現在では給食センター、病院、大学などさまざまな場所で利用されるワコウの主力製品の一つとなっています。
インナードライエプロン
水を「弾く」のではなく「吸収する」エプロン
HACCPによる衛生管理の進展により施設環境も従来のウェットシステムからできる限り床を濡らさないドライシステムへの移行が進んでいます。その中でエプロンにおいても、作業中に飛び跳ねた水を弾くのではなく、エプロン自体が吸収することで床に水を落とさない機能が求められるようになってきました。そこで開発したのが「インナードライエプロン」です。
吸水、速乾、水滴落下にブレーキ
ワコウのインナードライエプロンは、表面は吸水速乾に優れた素材を使用し、作業中にかかる水しぶきを吸収し、生地表面に素早く移動・拡散させます。また裏面には食品包装用CPPフィルムをラミネートすることで吸収した水が作業者の服へ浸透するのを防ぐだけでなく、耐熱性や引張強度、引き裂き強度にも優れています。
ロボットジャケット
食品業界におけるロボットの活用
ロボット技術の進化により、機械の組み立て、ピッキングをはじめこれまで人の手で行われてきたさまざまな作業が自動化されています。それは食品業界も例外ではなく、弁当や惣菜の盛り付けなどを行う食品ピッキングロボットの開発が進められており、それに伴い衛生面での配慮も必要になってきました。
衛生面に配慮したロボットジャケット
2017国際ロボット展で発表された食品ピッキングロボットソリューションにおいて、ワコウはこれまでケータリングウェア事業で培った技術を応用し、ロボット専用のジャケットを製作しました。ロボットの上から着せるだけなので初期導入コストを低く抑えることが可能で、食品工程に使われる次亜塩素酸に対応し衛生面を担保したピッキングシステムを実現しています。



