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製造現場の混合工程「混ぜる」といっても「混ぜ方」は様々!混合器・ミキサーを解説!製品情報

食品製造のカギとなる原料の混合工程!
混ぜる方法、スピード、温度で出来は大きく変わる!


今回は「混合機・ミキサー」の解説です!
ほとんどの食品製造工場に存在するといっても過言ではない【混合工程】。

食材やその他原料を混ぜ合わせる工程ですが、混ぜ方次第で次工程への影響、さらに最終製品の出来栄えさえ

大きく変わってしまう食品製造ではキーポイントとなる工程です!


◎混合機、ミキサーとは?
混合機(ミキサー)とは、2種類以上の原料を攪拌羽を用いてかき混ぜる、
又は原料を投入した容器を回転させるなどして混ぜ合わせる装置のことをいいます。
混合機で混合する原料は固体、液体、気体など様々なケースがあり混ぜ合わさるのに
最適な混合方法は原料種類によって変わります。

攪拌羽を用いる場合でも、羽の形状と釜の形状、攪拌する速度や時間によって、混合後の原料状態が変わります。

◎混合機の種類、原理、使用用途について
混合機には原理に応じて大きく2つのタイプがあります。
・容器回転型
容器自体を回転させて中に入れた粉体を混合するタイプ。粉全体を混合するため、
デッドスペースが生じないメリットがあります。壊れやすい粉体の混合に適しています。

・撹拌型
容器内の撹拌羽根を回転させて粉体を混合するタイプ。設置スペースが小さく済み、
操作も容易です。回転体が容器で覆われているため高い安全性で使用できます。

また容器の形状からも分類されます。
・W型混合機
二つの円錐を合わせたような形の容器を回転させます。構造がシンプルなので、
洗浄が簡単でコンタミ防止に優れています。精度の高い混合が可能です。

・V字混合機
V字型の容器を回転させます。W型同様、洗浄が簡単でコンタミ防止に優れています。
W型に比べて、短時間での混合に向いています。

・ドラム型混合機
粉粒体が入った密閉容器をセットし回転させます。密閉容器内で混合するため異物混入を
防ぐことが可能です。粉の粒子を壊さず混合できる点にも優れています。

・リボン混合機
撹拌型の基本的タイプで、リボン状の羽が容器内で回転します。比較的小さい設置スペースで、
大きな処理量と短時間で混合が可能です。混合しながら液体などを投入することもできます。

・スクリュー型混合機
撹拌軸を回転させながら、スクリュー自体も容器内を回転移動することでムラのない混合を行います。
少ない動きでムラなく混合ができるので内容物の損傷を抑えることが可能です。

◎混合機の選定ポイント、導入時の確認ポイントについて
選定ポイントについて
・混合する原料の種類、混合比率
 混合する原料の種類によって混合方法、攪拌羽の形状に影響します。

・混合する原料の重量
 混合する原料(混合後の重量)で混合機動力の大きさに影響します。
 混合能力が不足した機種で混合を行うと、混合機過負荷や混合した製品の不良に繋がります。

・設置場所や導入検討有効スペース
 混合原料の種類、重量によって混合機サイズが決まりますが、設置可能スペースにより混合原理の
 違う仕様の選択も検討します。

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